Q9.スーパー定期と定期預金のちがいがよく分かりません。
定期預金を始めようかと思って、いろいろと情報を調べているのですが、よく分からないことがあるので、質問します。
分からないのはスーパー定期についてです。
定期預金について調べていく中で、スーパー定期という言葉をよく目にするのですが、これはどんなものなのでしょう?
普通の定期預金とはちがうものなのでしょうか?それとも、同じもので名前がちがうだけなのでしょうか?
検討しているものの中に、ある銀行のスーパー定期もあるのですが、内容がよく分からないままでは、怖くて利用に踏み切れません。
リスクがあるのかどうかということについても教えてもらえると助かります。
A.スーパー定期は、定期預金の種類のひとつ。
定期預金にはいくつか種類がありますが、そのうち、多くの銀行や信用組合などで取り扱っている代表的な定期預金が<スーパー定期>です。
いわゆる普通の定期預金でしたら、その大半がスーパー定期と思ってよいでしょう。
スーパー定期については、名前と種類の2つの点で、少しややこしいことがありますので、以下にご説明させていただきます。
まず、名前についてですが、銀行などによっては、スーパー定期なのだけれども、その銀行オリジナルの商品名がついている、という場合があります。
この場合、その定期預金の名前はその銀行オリジナルの名前になるのですが、中身としてはスーパー定期である、ということになります。
ちょっと分かりにくいのですが、たとえば、カードローンのようなものだと思っていただければいいでしょう。
ローンの一種にカードローンというものがありますが、ローン会社によって、ただ単に<カードローン>と呼んでいる場合もあれば、そのローン会社オリジナルの商品名がついていることもあります。しかし、どちらも内容的には、カードローンであることに変わりありません。
スーパー定期についても、これと同じことが言えます。
銀行によって、ただ単に<スーパー定期>と呼んでいる場合もあれば、その銀行オリジナルの商品名がついている場合もありますが、どちらも内容的にはスーパー定期で変わりがないのです(もちろん、スーパー定期ではないものにオリジナルの商品名がついていることもあり、そちらの方は当然のことながら、スーパー定期とは別物になってきます)。
次に種類についてですが、スーパー定期には、預金額によって2種類あります。
預金額が300万円未満の場合には、単に<スーパー定期>と呼ばれます。
一方、預金額が300万円以上の場合には、<スーパー定期300>と呼ばれます。金利などが異なる場合が多いですが、そのあたりは各金融機関によってまちまちです。
(ちなみに、スーパー定期の金利は、各銀行等が自由に決めることができます。ですので、スーパー定期と名前がついていればみんな一緒ということではなく、各銀行等ごとに、しっかりと確認して比較・検討する必要があります)。
また、リスクについてのご質問もありましたが、スーパー定期(またはスーパー定期300)は普通の定期預金ですから、リスクはほとんど、ありません(あるとしたら、金融機関の破たんに際して、預金保険の保護に含まれない額の預金をしている場合くらいです)。
ですので、普通の定期預金をご利用される場合と同じように、安心してご利用いただいて大丈夫かと思います。