Q3.定期預金の自動積立について教えてください。

以前は、あればあるだけ使ってしまう生活をしていたのですが、最近、いろいろあって考えが変わり、貯金もしてみようかという気になってきました。

普通預金だけだと、やっぱりあるだけ使ってしまいそうなので、定期預金を考えています。
ただ、定期預金について、よく分からないことがあるので、教えてください。

定期預金の中で、自動積立というものと、そうでないものとがあると思うのですが、これはちがうものなのでしょうか?どちらも定期預金のはずなのですが、ちがうような気もするし、どうもよく分かりません。

自動積立は定期預金と同じものなのかどうか、それと、もし、ちがうとしたら、何がどうちがうのかということも教えてほしいのですが……。

A.中途解約できる定期預金がほとんど。

定期預金と自動積立定期預金は、どちらも同じ<定期預金>という言葉が使われていますが、内容としては全くちがうものになっています。くわしくは、以下にご説明します。

まず、(自動積立ではない)定期預金についてですが、これは、まとまったお金を一定期間、銀行に預けっぱなしにするものです。

預ける期間は、1年/3年/5年などさまざまで、それぞれ、金利もちがっていることが多いです。

一般的には預ける期間の長い方が、金利もよい場合が多いのですが、中にはそうでないものや、金利が同じものなどもあるため、期間の長さだけ見て判断するのではなく、しっかりとそれぞれの期間での金利を見比べてから判断することが重要になってきます。

話をもどしますが、たとえば、預ける期間が5年の定期預金でしたら、いちばん最初に預けたい額を預けてしまえば、あとは期間が終了するまで(※満期と言います)、預けっぱなしで、特にやることはありません。

一方、自動積立定期預金というものは、これとは全くちがいます。
自動積立定期預金の場合、毎月、決まった額を定期預金に積み立てていくことになります。

つまり、最初に預けて終わりなのではなくて、たとえば20000円なら20000円を、毎月、自動積立定期預金に加えていくということです。

この場合、毎月、いちいち自分で窓口などに行って預金するのは大変、手間ですので、給料を振り込むことにしている普通預金口座から、自動で一定額を、自動積立定期預金に振り替えるようにしておくのが一般的です。

このやり方ですと、いちいち自分で預金する手間が省けますし、毎月、給料の中から一定額が自動積立定期預金に預金されますので、自然とお金を貯めていくことができます。

質問者の方の場合には、何となくお金を使ってしまわないような形で貯金を行ないたいとのことですので、自動積立定期預金は、比較的、おすすめであると言えます。

毎月、自然と預金されていきますので、コツコツお金を貯めることにもなりますし、手間がいらないため、ご自分の時間的・肉体的な負担も少なくて済む、という点がメリットと言えるかと思います。