Q2.定期預金を途中でやめることはできますか?
定期預金の初心者です。ほとんど分かっていないので、基本的なことから教えてもらえると助かります。
質問は、定期預金を途中でやめることについてです。
定期預金は満期まで預けるものだということは知っているのですが、もしも、途中でやめたくなったら、どうなりますか?
やっぱり、満期まで待たなくてはいけないのでしょうか?よろしくお願いします。
A.中途解約できる定期預金がほとんど。
定期預金の初心者ということですので、できるだけ分かりやすくご説明します。
途中でやめられるかどうかということに関して言うと、定期預金には、大きく分けて、2つのタイプがあります。
ひとつは、途中でやめられる定期預金です。このタイプの定期預金は、満期が来る前でもやめることができます。これは、正式には<中途解約>と言います。
定期預金は満期まで預けるのが普通ですから、満期が来る前にやめるということは、満期までの中途でやめる(=解約する)ことになります。
ちなみに、中途解約するためには、普通の銀行でしたら、<本人確認書類/届出印/通帳>の3つを持っていけば、大丈夫なはずです。
ただし、定期預金の中途解約には、デメリットもあります。
定期預金は金利が決まっていますが、中途解約した場合には、その定期預金の金利ではなく、<中途解約利率>というものが適用されます。
中途解約利率とは、<中途解約した場合にだけ適用される利率>のことで、<その定期預金の本来の金利より、かなり安い>のが普通です。
金利が安いということは、もらえる利子も、その分、少なくなるということです。
<途中で定期預金をやめた場合には、もらえる利子も、本来のものより少なくなる>、と覚えておくと分かりやすいかと思います。
ちなみに、中途解約の場合、もらえる利子は安くなりますが、元本割れはありませんのでご安心ください。(元本割れがないというのは、最初に預けたお金よりも減ることはない、ということです)。
さて、定期預金のもうひとつのタイプについてですが、定期預金の中には、中途解約ができないものも存在します。
数としては、中途解約できるものよりも圧倒的に少ないのですが、外資系の銀行などによく見られます。
こちらの場合には、基本、中途解約はできないものと考えておかれた方がよいでしょう。
なお、すでに書きましたが、定期預金の場合には、中途解約できるものの方が多く、中途解約できないものは少数派です。
どうしても心配でしたら、契約する前に、中途解約が可能かどうか、確認しておかれるとよいでしょう。